「夏いちご」ってそもそも「普通のいちご」とどう違うのでしょうか?
結論から言うと品種によって花や実をつける時期が異なるため、夏に花を咲かせて収穫出来る品種=「夏いちご」と呼ばれています。
私たちが思うイチゴの旬は冬から春で、「一季成り(いっきなり)いちご」と呼ばれる品種がポピュラーです。
この品種は低温にならないと花を咲かせないため、冬から春の時期にしか収穫出来ません。
一方夏いちごの場合は、「夏秋どりいちご」や「四季成り(しきなり)いちご」とも呼ばれている品種となります。
この品種はある程度の高温や日照時間が長くなった時期でも花を咲かせ、実をつけることが出来ます。
元々夏や秋はいちごの栽培が難しいと言われていましたが、近年の品種改良により各地で栽培が行われ始めています。
ですが、国産の夏いちごは国内年間消費量の1%程度しか流通されていないとても貴重なものと言えます。
味は冬と比べると酸味が強く、果実がしっかりしているのが特徴です。
この酸味はスイーツやジャムなどといった商品への加工にも適しています。
秋田食産で栽培している夏いちごは「夏のしずく」と呼ばれる品種で、2021年に品種登録されたものとなります。